2019年7月5日

塗装専門店ブログ

ついつい後回しにしちゃいがち…外壁塗装ほったらかしの危険性と寿命

お家の外壁、普段気にされることってどれくらいあるでしょうか。外壁は常々雨や風に当てられて、少しずつ劣化は進んでいます。

「外壁なんてもともと頑丈なんだし大丈夫じゃないの?」

と考えつつも、家の築年数が増えていくごとにやはり不安は募りますよね。

そこで、今回はそんな不安を抱える方のために、外壁をそのままにしておくことで起こる危険やそうならないための対策を紹介していきます。

ご自身の家の外壁も良好な状態に保って、安心できる暮らしを手に入れましょう。

 

 

外装塗装を怠ると起きてしまう危険なこと3

外壁塗装のリフォームというと、お部屋や水回りのように日頃の不便さや不具合を感じにくい分、検討するのも中々億劫なもの。

しかし長年外壁の塗り替えをせずにいると、雨漏りやヒビからの建物の腐敗、意外なところではカビなどの汚れが身体に悪影響を及ぼすおそれがあります。

ここでは外壁塗装を怠ると危険なことを3つに分けて紹介します。

建物の寿命にも大きく関わる外壁の塗装。大切なお家でより長く健やかに暮らすためにも、塗り替えを「しないこと」のデメリットをしっかりと知っておきましょう。

 

防水性が低下して雨漏りの原因になる

建物の外壁は常に風雨や紫外線にさらされていますが、雨が降っても建物内に雨水が浸入してくることはありません。

それは、外壁材の表面に塗装が施されており、その防水機能によって雨水が浸入しないよう守られているからです。

しかし、塗装は経年で劣化していきます。塗料の種類やランクにもよりますが、早ければ45年で防水性が低下していくといわれています。

外壁材のヒビ割れや剥がれなどを放置してしまうと、降雨のたびそれらの隙間から建物内部に雨水が入り込みます。

それによって、雨漏りが発生したり、建物部材・断熱材が腐食したり、シロアリやカビが発生する原因になる場合もあります。

 

カビやコケが健康被害の温床に

家の外壁などにカビやコケがびっしりと広がっている光景はあまり気持ちの良いものではありません。

また衛生的にも決して良い状態ではなく、放置しておくと健康に害を及ぼす可能性もあります。

カビやコケは繁殖する際に胞子を飛ばしますが、ぜんそくの人にとっては危険です。

またアレルギー体質や気管支炎を悪化させることもあります。

ご自身だけでなく家族の健康も考えると、外壁のカビやコケは大掃除やリフォームなどですっきりキレイにすることがおすすめです。

 

ヒビ割れが生じて建物が腐敗する

家の壁、外壁にヒビが生じていたら要注意です。

ちょっとしたヒビであっても放置しておくとどんどんと進行していくことがありますし、実は目で見える部分だけでなく内部までヒビ割れしている可能性もゼロではありません。

そうなると雨などによる水の侵入などが加速度的に進んでいき、最悪外壁だけでなく建物全体が腐ってしまうことにもつながるのです。

家の周囲をチェックしてヒビ割れなどが確認できる場合、早急に対策することが肝心です。

 

 

外壁の塗料の寿命は1020

外壁塗料は築年数が経過するごとに劣化していきます。

光触媒塗料の場合、雨や太陽の光で外壁を綺麗にしてくれる効果があります。寿命の目安は1015年です。

また遮熱系塗料の場合は、熱を反射してくれる効果があります。環境問題にも配慮されていて、自治体によっては補助も出ます。寿命の目安は1520年になります。

そして最後に無機系塗料です。耐久、耐候性に優れ劣化しにくく、寿命の目安は1520年です。

改装工事の場合は別途仮設費用(足場、養生)も伴ってきますのでよく吟味されてみてください。

 

アクリル塗料の寿命は47年ほどなので注意!

アクリル塗装は、値段が安く、発色のよいカラーがたくさんある塗料です。素人でも扱いやすいため、特にDIY塗料として、人気があります。

その反面、紫外線や雨に弱く、汚れやすいため、耐久年数が短くなっています。

ひび割れもしやすく、そこから、水などが侵入すると、内装にまで影響が出る場合があります。

天候にも左右されますが、4年~7年程の寿命しかなく、頻繁に塗り替えが必要になるため使用する際は注意が必要です。

 

 

外壁塗装の時期は夏~秋がおススメ!

外壁塗装を業者に頼むと、基本的に忙しい場合を除いてはすぐに工事を着工し始めます。

しかし実は外壁塗装には適した季節というものがあり、できればそのタイミングに施工してもらうのが一番です。

そしてその季節とは、ずばり夏~秋頃となります。

日本列島はエリアごとに風土が違いますけど、それでも夏の真ん中から秋にかけては全国的に雨や湿気が少ない日が多いですよね。

外壁塗装は塗料を使う関係上、乾燥が促進する気候が適しているのです。

冬などが必ずダメということはありませんが、そのことを念頭に置いて業者に依頼すると失敗する可能性が低くなります。

 

塗り替えの所要時間は「乾燥時間」がポイント

外壁塗装は乾燥時間がポイントです。この乾燥時間は、季節や気候によって大きく異なります。

気温が高い乾燥した時期ならば34時間ですが、湿度が高い時期や特に気温が低い冬などでは丸1日かかる場合もあります。

当然、重ね塗りをするのが当然なので、気候条件が悪かったら、11工程しかできません。

下塗り・中塗り・上塗りで3日かかるということもあります。

この各工程の感想がしっかりできていないと外壁塗装の剥がれや耐用度が落ちる、ということがあるので注意しましょう。

 

 

外壁塗装は定期的に行いましょう

太陽の光を浴び雨風をしのいでくれている外壁ですが、塗料は徐々に劣化していきます。

また、日当たりのいい場所と日陰のような場所では、劣化のしかたも変わってきます。

目安は日当たりがよく雨がよく当たる場所がいいでしょう。世間に出回っている外壁の今の名称は一次防水です。

ほぼ塗料で雨水が滲みていかないようにしているだけと、考えていただいてもいいです。

外壁に雨水が滲みていくと想像できるように、外壁の内側の木材が腐ってしまったり、それによって外壁が剥がれ落ちてしまったりする可能性も。

定期的に塗装されることを勧めます。